大会宣言
=第29回世界連邦平和促進全国宗教者静岡大会=
平成19(2007)年11月21日
世界連邦日本宗教委員会の創立40周年という節目を迎え、私たちはここ三嶋大社の杜に集い、「宗教者の果たすべき使命と役割—宗教協力の原点に立ち返って」をテーマに、活動の源とこれまでの道程を真摯に省察し、さらに力強い新たな出発を確かめ合いました。
私たちは昭和44年の第一回身延大会において、「いかなる宗教も、人間の心の平安と世界の平和を念願しないものはない。(中略)宗教者は宗教の垣根をこえて結集し人類が生きるための大道を開かねばならない。世界の平和なくして日本の平和はありえない。あらゆる国の人々が国境をこえて結びつくことの出来るのは宗教の分野である。この分野において、われわれは全世界的に結合し、法治共同体としての世界連邦をつくり、戦争のない一つの世界を実現しなければならない。」と力強く宣言しました。
21世紀を迎えた今日においても、世界の各地で紛争の絶えることはありません。多くの一般市民が紛争やテロの犠牲となり、核兵器の廃絶や軍縮を願う多くの人々の声はかき消されています。人類社会の際限なき欲望によって、あらゆる生命を育む地球の環境は危機に瀕しつつあり、世界経済の格差が多くの貧困問題を生み出しています。
宗教協力への積極的な取り組みは、世界を平和に導く礎のひとつであります。私たちは困難に怯むことなく、世界平和の構築という理想を実現するために、勇気をもって共に邁進してゆくことこそ、宗教者の使命と役割であると信じます。広島・長崎と共に、平和の原点ともいえる沖縄において、明年、第30回全国宗教者大会が開催されます。
生きとし生けるもののすべてにとって平和と幸せに満ちた21世紀を創るために、信仰に生きる私たち一人ひとりが、現実から目をそむけることなく、地道であっても、悲願の達成に向け日々祈りを捧げ、行動することをここに宣言いたします。